テロリズムの原因は「勘違い」。負の連鎖を止めるには?(@女は二度決断する)

女は二度決断する

あなたは他人の行動にムカついたことはありませんか?

過去のわたしは、他人が自分にとって「想定外」の行動をすると、いつもイライラするタイプの人間でした。

しかしある日を境に、それほど他人の行動が気にならなくなりました。ある「考え方」を導入することで、むしろ自分にとって想定外でしかない他人の行動ですら、冷静に観察することができるようになったのです。

その「考え方」を直感的に理解したい方は、これから紹介する映画を鑑賞してみることをおススメします。

女は二度決断する

あらすじ

ドイツのハンブルクでトルコ系移民の男性と結婚し、幸せな生活を送っていたカティア。しかしネオナチのテロリストによって、愛する旦那と子どもを失ってしまうのです。

犯人も捕まり、裁判で相当の実刑が下ると思われたのですが・・・・・

見どころ(ネタバレあり)

愛する人を奪った犯人は法の裁きを逃れます。もちろんカティアの恨みは最高潮に達し、旦那と息子を奪った犯人への復讐を計画するようになります。

しかし復讐を実行する直前になって、カティアは復讐を辞めます。なぜならばカティアは「わたしは犯人たちのことをよく知らない」ということに気づいてしまうからです。

なぜ?犯人たちのことをよく知らないということが、復讐を辞める動機になるのでしょうか?もしかしたら理屈がわかりずらいかもしれないので、もう少しかみ砕いて説明します。

こういうことです。カティアは「もし犯人たちが、旦那と子どものことをよく理解してくれていたら、、、、旦那と子どもはテロによって殺害されるような人間ではないということは、犯人たちだってすぐに理解できるはずだ。」と信じています。

しかしカティアの信じている考え方はブーメランとなって自分に返ってくるわけです。「わたしだって、テロリストである犯人のことはよく知らない。本当に法律を無視して自分の主観で裁きをくだしてもいいのだろうか?」とカティアは考えるわけです。

その結果、カティアは復讐することを辞めます。

しかし映画のタイトルにあるように、カティアの決断がこれで終わるわけではありません。カティアは二度目の決断をするわけですが、、、、果たしてカティアは最終的にどのような決断を下すのでしょうか?

カティアの最終決断(二度目の決断)の内容と、最終決断を下した理由についてはあなたに確認・検討してもらうほうが面白いと思うので、見どころの解説はこのあたりにしておいて、冒頭の話に戻りましょう。

わたしが他人の予想外の行動に遭遇した時にイライラするどころか楽しくなってしまうこともある理由は、「わからないこと」を理解するチャンスに出会うことができたからです。

他人の行動には何かしらの理由があります。もちろん他人がそのことを意識している場合もありますし、意識していない場合もありますが、いずれにせよ理由はどこかに隠されているのです。

もしあなたが他人が予想外の行動をした理由を理解することができれば、あなたは他人の気持ちを理解できる人間に少しずつでも近づくことができるというわけです。

親が子供に「他人の気持ちがわかる人間に育ってほしいです。」という望みを託すことは珍しくないと思いますが、わたしは自分がそういう大人でありたいと思っています。

わたしは子供のころから他人の顔色をうかがうことに敏感でしたが、大人になり社会人になり、そして脱サラしてからはその傾向がますます強くなりました。

わたしが他人の顔色(気持ち)に敏感になった理由は極めて単純です。ズバリ「他人の気持ちを理解しないと嫌われるので、生きずらくなってしまうから」です。

例えば上司から嫌われたら出世できないでしょうし、自分でビジネスを立ち上げようとしても、仮に周囲から応援されなければ、ビジネスは早晩行き詰まる可能性のほうが高いでしょう。

もしあなたが、周囲の人から「あの人は気の利いた人だ。」と評価されたければ、もっと他人の気持ちに敏感になるべきだと思います。それが社会のなかでうまくサバイバルする秘訣の一つだと思っています。

あなたにも「他人には他人の事情がある。」ということにもっと敏感になるきっかけとして、映画「女は二度決断する」の鑑賞をおススメします。