とにかく逃げたいあなたへ(@ぐるりのこと。)

ぐるりのこと。

辛い出来事はある日突然、わたしたちを襲います。

わたしは人生のなかで本気で「逃げたい!!」と思ったことあり、戦わずに本気で逃げたこともあります。

しかし困ったことに、人生いつも逃げ続けるわけにもいきません。

楽しくてもつまらなくても、嬉しくても悲しくても、自分の意志とは関係なく時間は流れるし、逆に止まることもある。。。それが人生です。

あなたはどのような心持ちで人生を過ごしているでしょうか?

今回紹介したいのは、「まぁ、人によっていろいろある人生」に立ち向かう様々な人たちの姿が描かれる映画です。

ぐるりのこと。

あらすじ

女性にだらしないカナオ(役:リリーフランキー)と周囲の反対を押し切って結婚する翔子(役:木村多江)は、「夫がだらしなくてもわたしがシッカリしていれば大丈夫!」と信じて疑いもしません。

しかし愛する子どもを失った悲しみで翔子は会社を辞め、とうとう心療内科に通院するようになってしまうのだった・・・・・・

見どころ(ネタバレあり)

翔子を絶望に陥れるのはどこに怒りをぶつけたらいいかもわからない「何か」ですが、逆に翔子に希望をもたらすのも偶然からもたらされる「何か」です。

問題は、わたしたちを絶望に追いやる「偶然の事故」はわたしたちが望まなくても無慈悲にわたしたちの未来を奪うように思えるのに、逆に「偶然の救い」は指をくわえてただ待っていてもその恩恵にあずかれないように思えるということです。

例えば青信号の交差点を横断中に、よそ見運転をしたトラックが突っ込んでくるということは予想できないし、そのような痛ましい事件で命を落とす人は実在します。

しかしその逆は、ありそうもありません。何の努力もしていないのに、これまでの不幸をすべて帳消しにしてくれるような幸運に、ある日偶然、恵まれるという話は聞いたことがありません。

宝くじですら「宝くじを購入する」というような何かしらの行為に、幸運の原因を求めることができるではありませんか・・・・。

では「偶然の救い」に恵まれる人生を送るためにはどうすればいいのでしょうか?

「『偶然』の救いなのだから、原理的にコントロールできるわけがない」という意見が一般的だろうし、わたしもその意見に賛成したいところですが、、、、

映画「ぐるりのこと。」を観れば、「本当にそうなのか?」という気持ちになると思うし、「偶然の救い」に恵まれる「生きる技術」に直感的に触れることができると思います。

さて、映画に則してそのあたりのことを具体的に語ろうと思いますので、興味がある方はもう少しお付き合いください。

翔子(役:木村多江)は子供を失った悲しみから鬱を発症します。

夫婦の外から、映画を観ているわたしたちにとっては、翔子にとっての唯一の福音(喜ばしい知らせ)は、夫であるカナオ(役:リリーフランキー)が翔子のそばにいることだということは明らかです。

しかし翔子にとってはそうではないのです。夫がそばにいる理由がわからないことが、逆に翔子を苦しめ続けているのです。

映画を観ているわたしたちは「翔子はもうダメかもしれん。」という予感に打ちひしがれそうになります。しかしある事件をきっかけに、翔子は立ち直ることになるのです。

なぜ?翔子は立ち直ることができたのでしょうか?

翔子が立ち直ることのできた秘訣はわたしが思うに、<今ここ>にいること、に心を開くことに成功したからです。

翔子はシッカリものですが、過去や将来のことに頭を使うのに精いっぱいで、「現在」に心を開いていたわけではなかったのです。

もしかしたらあなたは、<今ここ>にいること、とはいったいなんぞや?と疑問に思うかもしれませんね。もし心当たりがあるなら、コチラの記事も参考になるだろうと思いますのでチェックしてみてください。

参考 『生きがい』を探したいあなたへ(by 茂木健一郎)きょう何読む?