才能のなさに絶望したくなる方へ(@ガタカ)

ガタカ

才能のなさに絶望したことはありませんか?

わたしはあります。わたしは頑張って勉強して偏差値の高い高校に進学したのですが、クラスメイトの頭のよさに愕然としました。

頑張って勉強していい成績とるのは当たり前で、勉強以外の『プラスα』が幅を利かせる世界がそこにはありました。

ただの成績がいいやつは、クラスメイトから承認も尊敬もされない厳しい世界を目の当たりにしたわたしはスポーツに救いを求めました。

多少は運動神経に自信があったわたしですが、狭い日本の全国レベルにいくだけで「上には上がいる」ことを思い知らされるのです。

勉強の面でも、スポーツの面でも、「ズルいやん。勝てるわけないやん。。。」というような猛者に、徹底的に打ちのめされてきたのです。

わたしができることは一つしかありませんでした。それは「現実を受け入れる」ことです。

わたしは素直に現実を受け入れることができました。なぜならば「人間の生まれつきの能力はコントロールできない。」と自分を納得させることができたからです。

しかし、、、、もうすでに、、、、、かつての常識が通用しない時代が到来しています。中国ではすでに「デザイナーベイビー」が誕生しています。

あなたはデザイナーベイビーの技術を、これからの人類に適用していくことに賛成するでしょうか?それとも反対するでしょうか?

かつてはそのような問いかけに現実感はありませんでした。ですから議論を後回しにすることもできましたが、もう、、、、そういうわけにはいかないのです。

今回紹介する映画は、デザイナーベイビーが「当たり前」の時代が到来したらどうなるか?というテーマが描かれた作品です。

ガタカ

あらすじ

遺伝子操作を「しなかった」人間は『神の子』といわれ、遺伝子操作をした人間は『借り物』などと蔑まれる世界の物語です。

「遺伝子操作を理由に人を差別してはいけない」という法律はあるが、その法律を守る正直に守る組織はありません。

主人公ヴィンセント(役:イーサン・ホーク)は、遺伝子を操作していない「神の子」のため『才能の壁』に絶望しつつ、それでも宇宙飛行士を目指そうという志を捨てることができません。

とはいえ宇宙飛行士を養成する組織「ガタカ」に合格するためにも「才能のある遺伝子」が必要だし、数いる宇宙飛行士候補のなかから宇宙への切符をつかみとるためにも「才能のある遺伝子」の持主であるかが重要視されるのです。

どうしても宇宙飛行士になることを諦めきれないヴィンセント(役:イーサン・ホーク)は、経歴を詐称することにするのですが・・・・・・

見どころ(ネタバレあり)

映画『ガタカ』の世界においては、優劣の基準が「遺伝子」です。

わたしは遠くない将来、「おそらくこういう社会が現実になるだろうな。」という強い予感を感じました。

なぜならばこれまでのところ人類は「人権」よりも「資本主義の論理」のほうを優先させることに熱心だからです。

資本主義の論理を優先させる社会とは、人命よりもロケットの打ち上げが優先される社会のことであり、映画『ガタカ』でも資本主義の論理を優先させる人間が登場します。

遺伝子操作が当たり前の時代になるということは、「お金」がものをいう時代になるということですから、格差はますます広がるでしょう。

資産家の子どもは高い知能と高い運動能力をフル装備した初期状態から人生をスタートさせる一方で、大多数の貧乏人の子どもは「運命」と戦うことを義務付けられるでしょう。

おそらくあなたは資本主義の論理よりも「人権」の尊重を大切にせよ!と主張したくなるでしょう。「遺伝子操作の有無にかかわらず、同じ人間でしょ?差別するほうがオカシイ」と主張する人のほうが現時点では多いと思います。

しかし「生まれた後の病気や疾患に対して、お金で解決できる社会のほうがよっぽどフェアなのでは?」と反論する人もいるはずで、あなたはそういう人にどのように反論するでしょうか?

あなたなりの意見を準備しておく上で、映画「ガタカ」は役立つだろうと思います。おススメです!